アメリカ不動産と日本の不動産の違い Vol.2
日本では不動産ライセンスが不要なケースもありますが、アメリカでは全エージェントに個人免許が義務づけられています。本記事では、ライセンス制度や継続的なトレーニングの重要性について解説します。
June 22, 2025
今日はよくある質問にお答えしながら、アメリカと日本の不動産の違いについてお話しさせていただきます。
正直なところ、私はアメリカに来てから不動産ライセンスを取得し、不動産業を始めたため、日本の不動産について一概に説明できるわけではありません。ただ、日本の不動産業の方からパートナーシップのご相談をいただく際によく聞かれるのが、
「定価より高く売り、その差額をいただくことは可能ですか?」
という質問です。
アメリカでは、そういったことは一切通用しません。まず、買主の方に満足して購入していただくために、実際のマーケット情報をすべて開示します。これは取引の一部のステップであり、契約中には買主様からそのマーケット情報に対する承認サインも必要です。
このマーケット情報には「Compared Property(通称Comps)」と呼ばれる、同じエリアで比較できる物件がいくらで市場に出ているか、または過去1年以内にいくらで売れたかなど、細かいデータを基にした情報が含まれます。
もちろん、特別だったり人気のある物件は、定価またはそれ以上で売れることもありますが、「高値で買わされる」ということは一切ありません。それどころか、私たちエージェントが買主側の代理として契約をいただいた場合には、少しでも良い価格・条件で購入していただけるよう、徹底的に交渉を行います。
売主側につく場合はその逆で、売主様にどれだけ高い価値を提供できるかを交渉します。これは、買主・売主それぞれのエージェントの誇りであり、最優先すべきはクライアントのご要望に沿うこと。自分のクライアントに忠実に、クライアントファーストで取り組むことがモットーです。
交渉にはさまざまな手法がありますが、私が最も心がけているのは、まずマーケットや物件を深く理解すること。そして、相手のエージェントと良好なコミュニケーションを築き、可能な限り相手のクライアント情報を把握することです。
あまり詳しくお話ししてしまうと、私の交渉戦略を公開することになってしまうので(笑)…
この続きを知りたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください😊
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